週間販促担当者

デザインと制作

知って損なし! 皆に優しい「メディア・ユニバーサル・デザイン」Vol.2 -色編-

こんにちは。
今年もあと1ヶ月を切り、忘年会シーズンでわくわくしている小西です。

さて、街もすっかりクリスマス気分で、赤や緑で綺麗に彩られていますね。
皆さんは何色が好きですか??
(ちなみに私はサーモンピンクです!)

今回は、前回お話しさせていただいた
『MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)』の続編です!

『知って損なし!皆に優しい「メディア・ユニバーサル・デザイン」Vol.2」 〜色編〜  をお送り致します!

前回と同じになりますが(はじめて読んだ方のために)
私がこの話をしようと思ったきっかけは、先日ある企業が主催するセミナーに参加し、
そこで『メディア・ユニバーサル・デザイン』の基礎について知ったためです。

私たちが普段から見ている広告の色や文字は、
鮮やかで美しいもの、小さめの文字で細かく文章が綴られているものなど
消費者の様々な視点を狙って作られています。

しかし、それは見る人によっては、
時に見づらく、比較や判断しづらい文字・色使いになっていたりするのです。

前回は、文字(フォント)の見え方・伝わりやすさついてお話しさせていただきました。
今日は『色』についてお話ししていこうと思います。

色覚障がい者がわかりづらいと感じる色は?

前回の記事でも少しお話しした様に
特定の色が判別しづらい『色覚障がい』の方は、
日本国内でおおよそ300万人以上、
割合でいうと男性の5%(20人に1人)、女性の0.2%(500人に1人)いる
といわれています。

眼の錐体の不具合により、
特定の色の違いが分かりづらいことが特徴です。

例えば、茶・赤・緑系統はすべて茶色っぽく見えてしまいます。
また、水色やピンク、紫は薄くグレーがかった青色に見えてしまいます。

こうした不便を解決するためにも、
線をつけて区分けしたり、どの配色であれば判別しやすいかなど
配慮できる知識と意識を持っておきたいものですね。

高齢者がわかりづらいと感じる色は?

超高齢社会とも言われる日本では、
5人に1人の割合で高齢者(65歳以上)の方がいらっしゃいます。
こうした高齢者の方々が識別しづらい色は、どういったものでしょうか?

特に、『紺と黒』『青と青緑』『赤と赤紫』
そして、白と淡い黄色などの明度差のない色などが判別しづらいと感じるようです。

白内障になると全体がぼんやりと黄色がかり、
明度差のない色が識別しづらくなるのです。

高齢者の方に向けて資料やデザインを作る際には、
淡い色使いはできるだけ避けるようにしたいですね。

また、高齢者の方と色覚障がい者の方とは、
判別しづらい色が異なることを頭においておきましょう。

【高齢者の方に見えやすくても、色覚障がい者の方には見えづらい色】
そして
【色覚障がい者の方に見えやすくても、高齢者の方には見えづらい色】があるのです。

わかりやすく伝えるための“工夫”をしよう

では、「色を識別しづらい」を解決するために
どんなことができるでしょうか??
これは情報発信の担い手として、是非知っておきたいですよね。

一部ですが、私が最近学んだ工夫のポイントをご紹介いたします!

その1.  【文字にフチをつける】
例えば、赤背景に緑の文字は、
一部の色覚障がい者の方にとってどちらも茶色っぽく見えてしまい、
判別しづらい組み合わせになります。
白フチなどを付けることで、読みやすさはグッと高くなりますね。
フチをつける
その2.  【分けて配置・色に模様(柄)をつける】
例えば、会社での資料でもよく目にする、円グラフ・棒グラフでは
複数の色が隣り合うため、配色によっては区別しづらく、
どれがどこを示しているのか非常にわかりにくくなります。

こうした場合は、境目を白線などでセパレート化してあげることで
項目ごとの割合がはっきりします。

また、項目も凡例表記ではなく、グラフ中に直接記載することで
何がどの割合なのか色で判別せずとも認識することができます。

さらに判別化・認識度を上げるために
模様をつける(ハッチング)、明度さをつけるなどがありますが
ここで注意したいポイントが、一工夫をやりすぎてはいけないという点です。
区別しやすくするために模様を多く、色数を多く…とすると
余計にわかりづらくなってしまいます。

見る人すべてがどうすればわかりやすいか、広い目で考えていきたいですね。
グラフ表現

その3.  【配色(色の組み合わせ)を考える】
淡いピンクと淡い紫が並ぶ、緑とオレンジが並ぶ、となると
色覚障がいの方にとっては同系色であり、区別しづらくなってしまいます…

では、淡いピンク・緑・淡い紫・オレンジの並びだと、どうでしょうか。
シミュレーションを上手く活用して、
どの色の組み合わせだと判別しやすいか覚えておきたいですね。
配色

その4.  【強調したい文字を太くする・下線を入れる】
資料ではよく、大事な部分が赤字で強調されることが多いです。

しかし、色覚障がい者にとって
赤字は茶色っぽく見え、黒字と判別しづらいため
重要な箇所がどこなのかわかりづらくなります。

こうした場合は、強調文字は色だけで違いを表現するのではなく
文字を太くしたり、下線を入れて強調したりといった工夫が必要となります。

また高齢者でいうと例えば、紺色と黒色の文字の区別がしづらいです。
同様の工夫は勿論のこと、紺色のマゼンタ(M)の割合を下げて
黒との明度差をつけるなどといった工夫も重要です。
強調カラー

こうした工夫が、作ったデザインに必要かどうか
シミュレーションを見る方法の1つとして、Photoshopがあります。

[校正] > [校正設定] > [P型(1型)色覚] または [D型(2型)色覚]
※[P型(1型)色覚] ・・・ 赤錐体の不具合
※[D型(2型)色覚] ・・・ 緑錐体の不具合

デザイン制作時には、ぜひ確認ポイントのひとつとして覚えておきたいですね。

2週に渡り、MUDについてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回お話ししたのは、MUDのほんの一部です。
文字や色による工夫だけでなく、ピクトグラム(図やイラスト)などを活用した
情報の伝わりやすさへの配慮も進んでいます。

興味を持たれた方、より詳しく知りたい方は、
MUD検定を受けてみてはいかがでしょうか。
ただ受験するだけでなく、MUDの知識を身につける講義をその日に受けることができます。
(実は私も先日受験して参りました!合否待ち中です..)

次回の小西の更新は、来る2018年です!戌ですね。
体調管理に気をつけましょう。

ではでは、良いお年を〜〜。

この記事を書いた人

いつでも妥協いたしません!想いをカタチに、笑顔をあなたに。
小西 温子Atsuko Konishi
願い実現デザイナー

大阪芸術大学デザイン学科にてグラフィックデザインを学び、企画デザイン1期生として入社。
チラシ、パンフレット、名刺など販促デザインを中心に手がけ、現在3年目に突入。
好きなものはネコとフライドポテト。手探りながらも、日々奮闘中!
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神戸市 中小企業柱巻広告デザインコンペ2016 最優秀賞受賞

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